五月晴れの爽やかな空の下、我が家の庭先で「かまわ」の定例会が開催されました。「かまわ」とは、持続可能な美しい暮らしをしていくための地域の情報を共有したり、イベントを企画・開催したりする緩やかなネットワーク。「定例会」と言っても誰でもウェルカムで、みんなで美味しくヘルシーな料理を持ち寄って近況話しに花を咲かせたり、未来のビジョンを共有してワクワクする仲良しサロンのようなもの。今回は「これからの暮らし方は所有ではなく共有が大切な概念。オフィス・シェアができると良いね。将来的には一緒に暮らしたい!」と言った意見も。オーガニックな活動をしている友達が平日の昼間からこんなにたくさん集って刺激し合えるなんて、なんて幸せなんでしょう!
最近の鎌倉は若者の地域活動が異様に盛り上がっていて、新しい社会のデザインや暮らし方を積極的に作って行こうというエネルギーであふれかえっています。2年前から始まったNPO法人ルート・カルチャーでは、質の高いイベントの開催やクリエイティブなフリーペーパーの発行を通して、鎌倉の民度をグッとあげてくれている感じ。活動は3年前に突入で、今年はさらに地に根(ルート)を生やし、行政も巻き込んでアートを軸にした文化拠点を鎌倉に作る活動を展開していくようです。
先週まで行なわれていたかまくら市民活動の日フェスティバルに合わせて立ち上がったのは、NPO「鎌倉市場」(仮称)。こちらの言い出しっぺは、海沿いのカフェ「麻心(まごころ)」の店長しんじさん。鎌倉で活動する活動団体や個人が集い、手作り商品を交換したり販売したり、様々なテーマのワークショップが開催されるような定期的な「市」がイメージ。今秋か来春からの開催予定を目指し、これからワイワイと盛り上がっていきそうです。(ちなみに彼は毎週木曜日午後9時から30分間、FM鎌倉(82.8)にて「行き当たり、ばっちり!!?」というトーク番組をやっています。鎌倉在住のツワモノとのトークを発信しているので、鎌倉在住の方は是非!)
ちなみに「かまくら市民活動の日フェスティバル」では、NPO法人「山崎・谷戸の会」を知りました。4年前に出来た「鎌倉中央公園を育てる市民の会」が発展して今回晴れてNPO法人としてスタート。田んぼ班、畑班、雑木林管理班、農芸班などに分かれて活動を展開中。農芸班では和綿を栽培していて、紡いだ糸でオーナメントを作るワークショップを開催中(次回は7月25日)。和綿を使ったマフラーが商品化されて話題を呼んでいますが、地元で和綿が栽培されていたとは驚き!
それぞれに持っている関心、熱くなるテーマ、スキル、バックグランド、社会に対するアプローチは全く違う。でも一つだけ言えるのは、目指している社会のビジョンはとても似ているということ。だから友達になりやすいし、新しいアクションが起こしやすい。自分の頭の中に何となく思い描いている社会を1人で創り上げることは大変だけれども、仲間がいればお互いに協力し合ったり高め合ったりして行動に移せる。でもそのためには自分の役割は何なのか、得意分野は何なのかをはっきりさせなくてはならないし、明確なビジョンも大切。曖昧では出来ない。だからこそ本気で面白い!
さて「かまわ」のサロンは、来月6日は25日水曜日予定。無垢の木の注文家具「HOH」のコンちゃん宅にて。どなたでもウェルカムですよ!
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