スピリチュアル・セクシャリティーに興味を持つようになったワケ

写真:Amar Se(自己愛)という名のワークショップを行なった時のナトリシュカ

というわけで、コスタリカ生活2年目。

住んでいるノサラという街は、コスタリカの中でも特殊なところで、サーフィンやヨガはさることながら、各種ボディーワーク(身体のエネルギーを整える呼吸法や、指圧、マッサージなど)、アーユルヴェーダ、植物を用いたメディスン・セレモニー、ダンス、ヘルシー・フード(ヴィーガン、ローフード)、占星術などなど、、、ニューエイジ系の興味あることを専門的に実践している人たちが山のようにたくさん集まるところで、毎日やることに事欠きません。でも、いろんなことに飽くなき探究心がある私はいろいろつまみ食いしていると意識も散漫になるし、また「忙しい」という負のスパイラルにはまって、日々の暮らしをゆっくり丁寧にできなくなります。そこで、今年は三つのことに集中して、フォーカスすることに決めたのでした。

一つは、ヨガ/瞑想。去年ヨガのティーチャーズ・トレーニングを受講したことをきっかけに、深いヨガの旅が始まり、今ではまだよちよち歩きですが、ヨガのクラスを週2〜3回おこなったり、瞑想のワークショップを受け持ったりしているので、この際、意識を深めて真っ正面から向き合ってみようと決め、日々練習をしています。

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もう一つは、娘の通う小学校で始めたグローバル・シチズンというクラス。毎週月曜日、幼稚園生から中学生までの幅広い年齢層の生徒たち30人に、パーマカルチャーや持続可能な暮らし方についての授業を受け持っていて、オーガニック家庭菜園づくりに始まり、フード・マイレージや地球温暖化にまつわるゲームをしたり、火おこしなどサバイバル術を学ぶハンズオンの授業を展開したり。この手の正式な授業を受け持つのは始めてなので、なかなかのチャレンジですが、評判も上々。来年からは学校全体のカリキュラムに持続可能性が盛り込まれることになって、かなりエクサイティングな展開!子どもたちの未来のために、ヴィジョンをしっかり持ち、クリエイティブで楽しい授業をするよう心がけています。

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そしてもう一つのフォーカスが、スピリチュアル・セクシャリティー。ことの始まりは、いろいろあるのだけれど、一つは私が異性関係で悩んでいた時に、友人ナトリシュカがくれたアドバイス。ジャッジすることは一切せず、あなたはどうしたいの?自分の欲していることに忠実になり、それを大切にすることが先決よ。そして、その気持を相手にどうコミュニケートするか。ルール決めや、自分はここまでだったら譲れるという境界線をはっきりさせると役立つわよ、こんなことを相手と試してみたら?など(ここでは詳しく書かないけれど)、ただの気心知れた友達との女子トークの枠をゆうゆうと超えて、実践的で深いアドバイスをしてくれたのです。

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screenshot_09写真:ナトリシュカは、グローバル・シチズンのクラスも一緒に受け持つ、パワフルママ!

それまでは「スピリチュアル・セックス・ガイド」という肩書きを持つ彼女に対して、潜在的な興味がありながらも、軽蔑にも似た感情を頂いていた私。でも考えてみれば、セックスという行為は、大人になれば誰でも経験することでそれぞれに語り尽くせないほどのいろいろなエピソード、感情、トラウマ、思い出があるわけで、それを「不道徳だ」「汚らわしい」という固定観念だけでブラックボックスに押し込んでしまっている現状って、何かとても不健康。しかも「スピリチャル・セックス」とか「タントリック・セックス」という言葉は、なんとなくは聞いたことがあって、ふ〜んぐらいにしか思っていなかったけれど、女40歳にもなるとイロイロ深まるもので、本を読んだり、ナトリシュカの教えてくれたことを実践してみると、本当に面白い。セックスというものがただの行為に留まらず、実は人間の普遍的なエネルギーを象徴するものだということにすぐに気づいたし、パートナーとの関係性のみならず、自分の普段の気の持ちよう、人との接し方、仕事のやりがい、子どもとの接し方など、生活すべてにおいて、エネルギーがより改善されて、自分自身が内面から輝く感じ。そうすると、セクシャル・アピールをしようなんて考えなくても、魅力的になるからどんどん同性、異性限らずよってくるのです。

そしてナトリシュカも教科書にしている、The Multi-Orgasmic Womanという本も取り寄せて読んでみた。

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この本の中に書かれている各種エクササイズをじっくりゆっくり一人で(もしくはパートナーと)実践するだけで、格段に身体が軽やかになり、自分の女性性に磨きがかかる気がするし、究極的には「自分を知り、自分を愛し、自分を磨く」ということを常に怠らずやっていくことが大切だということを学んでいます。

screenshot_09写真:ナトリシュカは霊気マスターでもある。彼女の自宅で行なったワークショップでの一コマ。

海外では日本とはくらべものにならないほど、オープンにいろいろな角度からセックスを捉えて、より充実したセックス・ライフをおくれるようなサポートシステムがたくさんある(ワークショップ、共有の場、本など)。もっとオープンに健康的にセックスについての話をする。それにくらべて日本の現状は良く知らないけれど、多分、日本の女性たちももっと貪欲にセックスに興味を持つのではないか、持ったらいいんじゃないか?不妊症とか、セックスレスとか、引きこもりとか、鬱病とか、たくさん聞くけれど、そういったことへの打開策にもつながるだろうし、もっと大和撫子が輝くために、スピリチュアル・セックスについて学び実践することは絶対に役立つ!という直感で、このリトリートを企画することにしたのです。

ws05写真:リトリートの開催地、ボディ・ツリー・ヨガ・リゾート(ノサラ・ヨガ・インスティユート)での写真撮影。

リトリートの概要はこちら。2人で毎日たくさん話して、どうやったら一人一人がSHINEできる(輝ける)ようなコンテンツを提供できるのか、きて良かったと思えるのか?などなど策を練っているところですが、タオイズムやOSHOなどの先人の思想の紹介に始まり、女性の解剖学、生殖機能についての講座、各種エネルギーワークや呼吸法、恋人との関係性について共有する場などなどなどなどなど〜に加えて、サーフィン、ヨガ、瞑想、ジャングル・ハイク、キャンプ・ファイヤーなど盛りだくさんの内容!

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これまでのいろいろな価値観が総崩れになり、一人一人が自分のやりたいこと、大切にしたいこと、進みたい場所を良く知り、自分でその道を作って行かなくてはならない時代。日本からは離れていますがコスタリカというパラダイスのような国で、もう一度、原点に立ち返り、女性性を磨くトレーニングを一緒にできるよう、みなさんのご参加を心よりお待ちしております!

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