12月18日はぷくぷく少女、天藍の3歳の誕生日でした。少し前の自我の出始めは全てが「やだ!」で育児も大変な時期が数ヶ月あったけど、最近は急に物わかりが良くなって、いきなりオムツもとれたり、会話自体がとても楽しかったりで、今までになく子育てを満喫しています。テラが3歳ということは、パパも3歳、ママも3歳。目まぐるしく子育てがスタートし、見よう見まねで、あっという間に過ごした3年間。「育児は思ったより大変でストレスがたまりやすい」と言われるけれど、そんなこととはほとんど無縁で、多いに笑い多いに楽しんだ3年間。それもこれもハウスハズバンドとして活躍してくれたパパ(ふじTVで取材されたり!)や、8ヶ月の時から面倒を見てもらっている保育園のおかげです。色々な人の協力があってこそ、豊かにのんびり過ごせた3年間。テラもママもとても幸せです。
というわけで、3歳の誕生日は、テラがいつもおせわになっている、ピヨピヨ保育園(通称ピヨ)で過ごさせてもらいました。「保育参加」というものがあって、子供がどんな風に過ごしているかの理解を深めるために、親が一日保育士の手伝いをさせてもらえるのです。ピヨの一日はマッサージから始まります。足首や肩や腰の力を抜くような金魚マッサージを、一人一人語りかけながら、丁寧にしてくれます。その後は、海や山や公園に散歩に行ったり、庭でどろんこ遊びをする時間。この日は近くの体育館に行き、リズムをやったり、走り回ったりたくさん身体を動かしました。
午前中の運動が済んで、まずやるのが…. 水シャワー。この日は雪が降りそうな極寒!だったのに、水シャワーですよっっっ!水が子供を育てるんですって。とにかく寒いのに、みんな薄着、裸足で元気に走り回っています。どうりでテラも風邪ひかないし、身体もしっかり出来上がって来ている、と納得です。
シャワーのあとは、みんなでお昼ご飯。スープ、野菜のおひたし、魚や野菜の煮付け、ご飯と、ものすごくヘルシー&薄味で美味しいご飯。そしてみんな良く食べること!大人顔負けの量を完食です。お昼寝をした後は、おやつ。と言っても、これまた手作りの立派な食事で、この日はミネストローネのスープとパンでした。おやつの後、お迎えの時間までは、庭で遊んだり、お部屋で粘度をしたり、絵本を読んでもらったり….と自由に過ごします。この日はテラの「誕生日会」。担任の先生が作って下さった誕生日カードをもらい、みんなの前で歌を歌ってもらったりしました。
写真は担任の小田嶋先生。テラにとっては100%絶大なる信頼をおいている、ピヨの母です。
….と一日はあっという間にすぎ、とにかく寒いのにみんな元気なのに感動、というより驚愕さえした私でした。でも帰って来てお風呂に入り、テラに「よく水シャワー浴びて、寒くないねぇ〜」と言ったら「さむいと思えば、さむい。あついと思えば、あつい。」と言われて、またびっくり。さすが3歳?!
そして何より、保育士さんの一人一人の子どもにかける情熱、一人一人の自主性を重んじ心と身体を仲間の中で育てていくという保育方針、子供の成長を信じて見守る忍耐力など、どれをとっても涙が出るほどあたたかく理にかなったピヨの保育方針にあらためてふれ、感動しました。
ピヨは全国でも有数の自然育児にこだわり続けている保育園です。「預ける」「預かる」という区別なく、「みんなで育てる」という理念のもと保育している、ちょっとあり得ないほどの居心地の良い「家」です。そんなこと全然知らないで、テラが8ヶ月ぐらいの時から入園させたのだけど、テラ自身が自然や仲間の中で逞しく成長していく様子を見ていて、あぁやっぱりピヨに行って、良かったなぁ、ピヨが育ててくれたんだなぁと思うし、毎朝毎晩笑顔で迎え入れてくれる保育士さんからは、私たち親もとても多くの事を学ばせて頂いています。
私自身、子供が生まれる前は「母になったって、仕事すべし!」と思っていたけれど、今は「特に3歳ぐらいまでは、どちらかの親が一緒にいてじっくり向き合ったほうが良い」と思っているほう。女性の社会進出が進んだ今、「女性が働きやすい環境を作って!」と声高に叫ぶ人が多いけれど、パパであっても、ママであっても、子どもと深く関われるのは、人生のなかで本当に短い、わずかな時間。その時期を子どもと向き合い、じっくり深く関わることは、子どものためにもそうだけど、親のためにも想像以上に得るものが大きい。今は断然、「じっくりゆっくり子育て派」な私です。
我が家の場合、1歳になる前からピヨに預けて、このことで「私は、子育て、ラクチンしすぎないんじゃないかしら?」と罪悪感を感じた事もありました。でもどんなことがあっても笑顔で迎えてくれるパパやママ、そして家という帰ってこれる場所の存在があってこそ、子供は安心して外に向かって出て行ける。そしてピヨのような場所でたくさんの豊かな刺激を受けることが出来て、テラは本当に幸せに3年間過ごしたなぁと感じずにはいられません。
頂いた誕生日カードの中には、24人の保育士さんからのメッセージがびっしり書かれていました。例えば…
きらきらと輝く目。かしこそうなその目で人の心をじーっと見つめる…。その瞳がくもることのないように優しい人々と仲間に恵まれますように。元気なてらちゃん、元気に育て!
「てんしんらんまん」を絵に描いたみたいな天藍ちゃん。3才の誕生日おめでとう。ゲラゲラ大笑いの口も「ダメ、あっち行って!」のキッとした目もとも、み〜んな可愛い。元気に大きくなってね。
天藍ちゃん、満3才おめでとう!いよいよ幼児期の青春時代ですね。体ごと本音でぶつかり合い、共感し合い、仲間と共に心も身体もゆっくりじっくり育ち合って下さい。よく食べよく眠りよく遊び今を楽しんで下さいね。大きくな〜れ
パパとママ、そして24人の保育士さん、合わせて26人、52の瞳で、テラの成長をしっかり見守り続けた3年間。「三つ子の魂、百まで」というだけあって、最近は性格もはっきり出てきたようですが(天真爛漫&お調子者)、とても大事な最初の3年間をみなさまに支えられて育ち、本当にハッピーなテラファミリーです!ピヨピヨのみなさま、本当にありがとうございます。この3年間、テラに愛情をかけてくれた両家の親、地域のみなさまなど合わせたら100以上の瞳でしょうね。これからもますますよろしくお願いします!
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