GreenMediaAllianceが「グリーン・プレス・クラブ(GPC:Green Press Club)」を立ち上げるから、設立総会に来てね、とグリーンTVの水野社長に誘われて、先週金曜日(1月15日)行ってきました。場所はオルタナが経営する、グリーンな情報発信拠点「オルタナサロン」。カフェも併設の居心地の良い空間。場所は、表参道から小道を入った、People Treeの店も近くにある閑静なオルタナ・エリア。総勢60人ほどが集まり、GPCのあるべき姿について白熱した議論となりました!
オルタナ編集長の森さん、greenz.jpのYOSH。
真ん中の笑顔が、グリーンTV社長の水野さん。
参加者は、発起人のオルタナの森さん、greenzのなおくん、YOSH、グリーンTVの水野さん、A SEED JAPANの鈴木さん、Think the Earthの上田さん、Gconsciousのいでさん、AVEDAの横山さん、ユーフォリア/もったいない食材ビジネスを始めようとされている橋口さんのほか、大学教授、フリーランスの記者、イベントPR関係者、ニフティーーの方々、twitterでこの会を知った市民記者、街作り関係者、環境教育に関心がある人などなど、かなり多様なメンバー。
参加者が「記者クラブ」から想像できる、いわゆるジャーナリストだけではなく、企業のPR関係者やイベント制作者も混ざっていたことは、この団体に対する社会の期待度の高さとも言える。「情報の発信者という意味では、この時代、誰でもが発信者となりえるからジャーナリズムと言えども広がりを持とう」という意見も多かった。個人的には、いろいろな新旧のつながり作りという意味では良かったけれど、ちょっと会の趣旨や意義が散漫としている、という印象だったけれど。
GreenPressClub(GPC)のミッションについては、サイトにこう書いてあります。
環境や社会貢献など「グリーン」な分野において、既存の記者クラブだけではなく、大手メディアからフリーランス、市民記者、ブロガーに対する情報の経路を確保し、環境や社会貢献などで先進的な事例、最先端の情報を伝えることで、社会のグリーンな潮流をさらに増幅していくこと
ふむふむ、なるほど。確かに記者クラブが非常に閉鎖的な日本では、必要な機能であるし、ジャーナリスト(とまで言わなくても、ブロガーやツイッタラーや市民記者を含んだ「コミュニケーター」by 上田さん)の横の連携もあると良い場合もあるだろう。「記者クラブ」という名前が古めかしい気がする(Green Press Networkとかのほうがベターと思う)けれど、さぁ何をやっていく団体なの?というわけで、最初から様々な意見が飛び交う。同時進行でtwitterでつぶやいている人もいて、「U-Streamやらないんですか?」という外からの声も。次回からはやろう!来れないけれど、聞きたい人も多いよ、ということになる。
◯何をやっていく団体なの?
1。記者クラブとしての役割
・共同でビッグ・パーソンの記者会見を開く、環境大臣との定例記者会見もあり
・シンポジウムやディスカッションの場の開催(ex:くじら問題の討議)
・企業やNPOの商品やサービスをPRするマーケティング機能
・例えば企業には、プロダクト発表の場を提供するとか(有料で)
・そして良いことをやっているのに情報発信能力が低いNPOのPRを積極的に手助け。ジャーナリズムは善意のプロモーターになっても良い。おせっかいすぎるほど、関わる!
・色々な表現手法やアウトプットを多様化させる場所
2。コミュニティー機能
・環境に詳しい多様な人たちの集合体→ここでのつながりで新しいプロジェクトやコミュニティーが生まれ、アウトプットされていく。
・環境に関する、質の高い一次情報が入手できる場所
3。ジャーナリスト講座などを開催する教育機関
・書き手も受け手も、個のメディア・リテラシーを高めて行きたい→これが社会を変える原動力となっていく
その他、事務局機能をどうするか、会費の徴収の仕方、「記者クラブ」っていう名前自体がどうなの?、目的を明瞭化するべき!などなど、色々な意見が出っぱなしのまま、また集まりましょう、ということで閉幕。混沌としていたけれど、ブレイン勢揃いで、何か新しい兆候を感じさせるエクサイティングな場所でした。
私は途中退散でしたが、懇親会ではエコヒルズの田宮さんが、u-streamもされてました。新しいメディアもふんだんに盛り込んだ、進化型グリーンな記者クラブに育てて行きたいですね。
<おまけ>
先週末はパパの実家で遅めの新年会。思いっきり遊んで、晴れやかに一年スタートのテラ・ファミリーです!
50% Complete