めました!
今、住んでいるタコメパイは生活自体が学びでいっぱいだけれど、残念ながら同じ村にはほかに子どもがいないし、やっぱり同じ年代の子ども達と遊ばせてやりたい、そうしたら語学も早く習得できるんじゃないか?ローカルな学校もいいけれど、自分たちで作るしかないかなぁ〜と思って探していたら、なんと町に出来たてホヤホヤのモンテッソーリを実践している幼稚園がありました。
モンテッソーリ教育は、詳しくはウィキペディアなどを見て頂くとして、簡単に言うと「自分でできた!という達成感」「自発性(大人は子どもに教え込むのではなく、導く)」「異年齢教育」などを大切とする教育法。発祥のイタリアでは公立学校に導入されていたり、アメリカでもたくさんのモンテッソーリ学校があったり、日本でも少しずつ広がり始めているようです。知れば知るほど理にかなっているし、とても興味を持っていた教育法でした。
早速、話しを聞きに行ってみると、もともとはミャンマーから逃れて来た難民の子ども達に質の高い教育を提供しようと始まった学校プロジェクトで、生徒数は3〜5歳の子どもたちが14人。半分はミャンマー難民で、残りがタイ人や世界中の子ども達。先生は韓国でモンテッソーリ学校の先生をしていたアメリカ人の女性と、タイ人が二人。英語とタイ語のバイリンガルで行なわれ、娘には両方の言語を習得する良い機会のように思えます。小さなうちから国境を越えていろんな国の子どもたちと仲良くするのは、一番の平和教育!
部屋に入ると、年齢にあった「お仕事」の道具がたくさん!
これは数を感覚的に覚える教具。よく考えられたオモチャで集中して何度も繰り返し遊ぶのもよし、庭で友達と遊ぶのもよし。この場所は「子どもの家 Children's Home」と呼ばれていて、子どもたちが安心して自由に生活できる、彼らが主役の場所。
小さな校舎内には、ピースの部屋というのがあって、お友達とケンカしたり、先生とお話しなくてはならない時にはここで、ゆっくり話し合う、という配慮も面白い。
ランチは野外のテーブルで。手作りのやさしい味のベジタリアンフード。
敷地内にはガーデンもあって、子ども達がいろんな作物を育て、調理して、食べるという実践も。早速、バナナをとって、バナナチップを作っていました。
今、滞在しているところからバイクで毎日片道20分の送り迎えは大変そう、、、学校自体が出来たばかりで、まだ運営も不安定、、、月謝もわたしたちの今のバジェットからすると少し高い、、、。ま、それでも一ヶ月15000円ほどだし(ちなみに難民の子ども達は無料)、何より娘本人は「行く!」とおおはりきり。今のうちからミャンマー人やタイ人やロシア人やアメリカ人やいろいろな国の子どもたちと遊んで成長するのは、絶対よい!と思い立ち、いかせてやることにしました。
初日はおおはりきりでこのポーズ!「ママ、森におはようって挨拶に行って来たよ。そんで学校に行って来るって報告しといた」と満面の笑み。
でもこの直後、学校に送りに行くと「ママと帰る〜!」と大泣き(苦笑)。英語もタイ語も分からない環境に突然放り込まれ、大変な一日だったようですが、なんとかクリア、、、。さてこの先は? 今後のお楽しみデス。ほかにも親たちが協力して自分たちで幼稚園や学校を作る動きもあって、質の高い自然/国際教育を子どもたちに提供する活動が、この地域でもすでに始まっているようです。わたしも学校にたくさん関わってたくさん学び、娘と一緒に成長できたらと思います。
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