相変わらず、メンバーの入れ替わりの激しいタコメパイ・ファミリー。長期滞在していたアメリカ人のハナと、フランス人のジュリーとメーガンが国に帰り、チリ人のアイザック・ファミリーや、イギリス人のキャット、タイ人のバンクなどなど、現在ステイしている人は総勢15名ほど。みんなで朝から晩まで、土にさわり、種を植え、収穫を楽しみ、早寝早起き、元気いっぱい汗を流しています。
今、タコメパイが力を入れている"The New Land"プロジェクトでは、みんなで田んぼの準備中。
ワイルド・マンゴーを拾って食べては息抜きしながら、、、
整地作業は、かなりの重労働!写真は、アメリカからやってきたブレンダン。普段は米国パタゴニアで働いている弟分。たいして広い場所ではないけれど、この土地で自給自足が可能だと言うことをローカルの人たちに証明するためには、充分な広さです。
そしてThe New Landでは、プロジェクト・マネージャーのバンクが住む家の建設も始めました。女の子たちもはりきってます!
まず一日目は、家の基礎づくり。風、水、太陽の動きなどを考慮して、家を建設する場所を決めます。そして大将サンドットに教えてもらい、こうやって穴を掘りました。
指先から肘がすっぽり入るぐらいに、かなり深く掘ります。
使う建材は、すべて山から拾ってきます。本当は違法らしいのだけど、どうせ朽ちて行く木だから有効活用しよう、という発想、、、ホームセンターのような所で伐採されている木を買って来るよりも良い気がします。
釘などは極力使わないので、ナタやのこぎりを使って、こんな風に差し込み口を作ります。
穴に柱を入れて、、、
家の骨格が出来上がってきました。
次に竹を裂いて、Aフレームを作ります。自然のものだけを工夫して利用し、長さや平均を計るための道具作りです。
二日目の屋根付けは、マインドフル・ファームに行っていたので、残念ながら欠席。三日目は竹と木で床を作りました。
チェンマイ大学の学生さんも、課外授業で参加しました。道具を持つ手はぎこちないけど、楽しそう。
竹を床に並べて、竹のマットをひきつめて、、、
竹を細くすれば、紐にもなります。
じゃじゃーん!まだまだ途中ですが、とりあえず完成です。はじめて手がけた家づくり。みんなでやれば楽しいし、そんなに手間もかかりませんでした。かかったお金は、チークの葉っぱの屋根代の6000円のみ!家(というか、ちょっとした休みをとる東屋)が完成したので、これでThe New Landに頻繁にきて、田畑作業・植林再生作業がしやすくなりました。
早速、みんなで始めてのランチ・パーティー!大将のサンドットもご機嫌です。 おうち作るのって楽しいなぁ、簡単だなぁ。工夫がいっぱいだなぁ。
さてさて私たちが滞在している我がコミュニティー、タコメパイ内では、簡素なバンガローから、こんな素敵なお家にお引っ越ししました!この家も、数ヶ月かけてボランティアの人たちが力を合わせて作った自然素材の家。泥、お米の籾殻、木、竹、チークの葉、空き瓶、貝殻。材料はそういった自然素材のものだけで、総予算は10万円!
二階建てで、テラは自分の部屋が出来た!とご機嫌。自分の机がもらえたのは、鎌倉に住んでいたとき以来だから、1年以上ぶりだもんなぁ〜。
家のまわりには田んぼがいっぱい、畑にできる土地もいっぱい。これから少しずつ整備していこうと思います。ゲストルームもあるので、遊びに来てくださいね。 小さいけど、薪のキッチンもあります。
そしてリビングルームからの、この眺めがなんとも言えず最高です。田んぼ、畑、森、山。夜になると月と星。そして虫たちの大合唱。ここで呼吸していると、美しい宇宙の波長と自分の細胞の一つ一つが同調し、わたしもあなたも何もなくなり、一つに溶け合う。そんなイメージを持って生活できるのが、自然素材の家のよさ。予期せぬ虫さんたちも、たーくさんいるけど、みんな仲良く平和に暮らしています。
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