チェルノブイリ原発事故後の経験を福島に活かすため、ベラルーシ共和国の「ベルラド放射能安全研究所」に取材に来ています。 (写真は、本「自分と子どもを放射能から守るには」を持って。すごく良い本!この本の著者のウラジーミル・バベンコさんも、この研究所につとめています)
今日は、研究所内にあるホールボディーカウンター(内部被曝量の全身測定装置)で体内にある放射性物質の度合いをはかってもらいました。
結果は、セシウム137が、16.11ベクレル/kg。決して高すぎる数値で心配はないらしいですが、低い数値でもないらしいですよ、、、
わたしは3.11以降、関東圏にほとんど住んでいないし 2012年からは海外在住だし、日本にいる時は外食はほとんどせず、 実家で食べるものにもそれなりに気をつけています。 だから、ちょっと思ってもいない結果に、ショック〜〜〜。 結構、クリーンな自信あったんですけどね、、、(涙)
しかも一緒に受診した友人は、日本にずっと住んでいて 食べるものにも無頓着で外食ばかりの生活。なのに結果は、不検出! どうなってるの、これ〜???!!!納得いかないよ〜
考えられることとしては ・今年の4月、一ヶ月日本に居た時に、お寿司とか食べたり、ちょっと脇が甘い食生活をしていた。セシウムの体外排出日数は100〜200日と考えると、たまってしまったのかもしれない。 ・一緒に受診した友人は、放射性物質の排出効果があるとされるサプリメント「ビタペクト」を2週間ほど継続して飲んでいた。 ・ここ2ヶ月、原発大国のフランスでいたことが多いので、セシウム量の多い空気を知らないうちに吸い込んでしまった。
ぐらいですかね。うーむ、納得いかない。 まぁいいや、あんまり考えすぎると免疫力落ちそうですし、、、。
どちらにせよ検査していただいて、本当に良かったと思います。たいしたことないと思っても、放射性物質が体内に潜んでいると思うと、やっぱり気持ち悪くて、被曝量の多い方の心労が少しでも分かる気もしますし。
それに、いくら被曝にしないように気にしていても「全人口総被曝時代」になったんだ、という実感がわいています。汚染地にいるいないに限らず、大なり小なり被曝とつき合っていいかなければならないんだな、、、とちょっと怖いですけどもね。それが現実なのかなぁ〜と。
日本でもホールボディーカウンターを置いている病院なども増えていて、気軽にチェックできるようです。検査は椅子に座って、待つことわずか3分。東京で行なった友人は、一回8000円と言っていましたが、福島県民は無料で検査してくれるところが多いようです。こちらではチェルノブイリ原発事故の影響を鑑み、27年たった今でも定期的に子どもたちを中心にモニターを続け、値の高い子どもには食生活のアドバイス、保養、ビタペクトの配布などの対応を続けているようです。
自分の血液型を知っているように、自分の被曝量を全員が把握しているのがベスト、という時代なのかもしれないですね。OK!と思っている方でも、機会があれば、検査をおすすめします。
(チェルノブイリ原発事故の汚染地図の前で、ビタペクトを持って。ビタペクトは、重金属や放射性物質を排出する働きのある成分が含まれているサプリメント。飲みやすく、ベラルーシでは重要な放射能対策の一つとして、重宝されています。)
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