今年は例年に比べて、桜の咲き具合やお花見スポットがかなり気になっています。その理由の一つは、月末から二週間ほどフランス人の友達が遊びに来るからです。「日本に遊びに行くんだったらいつがいい?」と聞かれて「断然、春!桜の季節だから」と答えたら、本当に桜の時期に合わせて日本に遊びに来る事になったんです。誘ったからにはお花見ホスト役をしっかり務めよう!ついでに日本の桜美再発見!というわけで、今日もお花見スポット下調べに出かてきました。
今日行ったのは、靖国神社と千鳥が淵。ほぼ満開で、まさに圧巻!普段は首相の参拝問題で取り上げられることしかない靖国神社だけど、今日は屋台もいっぱい出ていて平和なお祭りムード。みんなゆっくり桜を愛でながら歩いていて、あぁ〜やっぱり日本の春って良いなぁ〜と再認識。
靖国神社では染井吉野以外にも、緋寒桜(ひかんざくら)、大島桜(伊豆大島から持って来たから。桜餅の葉っぱは、この大島桜からとるんだって)、黄桜(遅咲きでまだ咲いてない)など色々な種類の桜も楽しむことが出来るんですね。「さくらのあれこれ雑学事典」によると、桜の種類は、野生種に園芸品種も合わせると、なんと300種類!そのうち8割は染井吉野なんだそうです。「葉よりも先に花を咲かせるので見栄えがする」「成長が早くて10年も経てば立派な木になり、他の桜より早くから花を付ける」といった理由から、全国に急速に植えられて行ったんですって。
千鳥が淵は、靖国神社の向かいで、ここも最高のお花見スポット。久しぶりに来たけれど水面に垂れ下がる桜がなんとも風流です。
桜の開花は、古くから農家にとっては農作業の忙しい時期に入る知らせのようなものなんですって。山形県では「種蒔(たねまき)桜」といって、 種播(ま)きの時期をサクラの開花によって判断するらしいです。というわけで、今日は日本の桜美を満喫し、春の訪れを存分に感じた一日でした。これでフランス人にも日本の国花のサクラをちゃんと紹介できるかな?!
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