Vauban地区の、Schlierberg(シュリアベルク)という地域には、フライブルクでは有名な建築家、Rolf Disch (ロルフ・ディッシュ)氏の自宅がありました。自宅といっても、太陽の照らす方角に合わせて屋上につけられたパネルが回転したり、雨水の利用を盛り込んだりした実験住宅です。お留守だったので中を見せて頂くことは出来なかったのですが、外見からでもかなりハイテクな未来住宅という感じです。
ディッシュさんは、フライブルクのかなりのアイデアマンと見えて、市内には彼が発案したソーラー関連の施設が点在しています。Schlierberにある「ソーラープラス・エネルギー団地」も彼のアイデアで始まったものです。この団地は、消費するエネルギーよりも、住宅が生み出すエネルギーの方が上回っているので、「プラス」というネーミングなんだそうです。
この住宅をデザインしている会社の方にお話を聞いたところ、「プラス団地は、太陽エネルギーを生み出すというだけでなく、住宅の素材に環境の優しいものを選んだり、南側を向いた屋根そのものをパネルで作ったりしているので、地球に対してcare-takingな人たちが入居しています。いま、Solar Shipというインフォセンターやお店が入ったビルを建築中で、これがこの団地の広報センターとして機能するようになります。」と。次々と「ソーラーシティー・フライブルク」のイメージを加速させる街作りが進められているようでした。
ロルフ・ディッシュ氏の事務所(Architekturburo Rolf Disch)
www.rolfdisch.de
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