フライブルク市環境保全局と同じフロアに市民の窓口をオープンしている会社に、”badenova”(バーデンノヴァ)という会社がありました。”baden”(バーデン)という地方の、”nova(ノヴァ)=新しい”会社という意味があります。この会社は、個人や企業が自然エネルギー(太陽、風力、バイオマスなど)を生産するシステムの導入を援助し、生産されたエネルギーを買ったり、売ったりしてくれる会社です。従業員は1000人以上。フライブルクを中心としたドイツ南部でサービスを展開しているんだそうです。
この会社も、昨日のブログに書いたsolar fabrik社と同じく、フライブルク発の新しい企業です。ドイツはチェコやポーランドなど東欧の安い労働力におされて不況だといいますが、フライブルクでは確実に新しい雇用を生み出す企業が誕生しているわけです。自然保護という観点だけではなく、エコロジーとエコノミーが共存するように、経済が転換していかなければなりません。フライブルクはエコロジーとエコノミーの両輪が一緒にまわって高め合っていけるよう、長期的な視野にたった対策がとられているのだと、あらためて感じました。
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